多焦点眼内レンズ|いとが眼科いとが眼科 境町の眼科医院

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多焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ

水晶体の中に入れるレンズには2つの種類があります。

眼内レンズ白内障は、水晶体が白くにごってしまう病気です。この病気を治すためには、水晶体のにごってしまった部分を取り除き、その場所に代わりとなるレンズを入れる必要があります。
このレンズには、大きく分けて「単焦点」と「多焦点」の二つの種類があり、見え方がそれぞれ違います。
※眼の状態によって、レンズの種類を選べない場合があります。

 

単焦点眼内レンズ

ピントが合う距離が1つのレンズです。遠くにピントを合わると、近くは合わなくなるので眼鏡などを併用する必要があります。

単焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズ

ピントが合う距離が複数あるレンズです。遠くにも近くにもピントを合わせることができるので、眼鏡の使用頻度を減らすことができます。

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズのメリット

ピントが合う距離を複数持つことができる。

通常の眼内レンズでは、焦点が合う距離は1つしかありません。このため、近距離にピントを合わせたら近視用眼鏡、遠距離にピントを合わせたら老眼鏡と、常に眼鏡を併用することになります。
しかし多焦点レンズでは複数の焦点を持つことができるので、眼鏡の使用頻度を減らすなど、生活をする上でのわずらわしさを解消することができます。

お寺めぐり(単焦点)

単焦点眼内レンズ

お寺めぐり(多焦点)

多焦点眼内レンズ

ドライブ(単焦点)

単焦点眼内レンズ

ドライブ(多焦点)

多焦点眼内レンズ

リビング(単焦点)

単焦点眼内レンズ

リビング(多焦点)

多焦点眼内レンズ

買い物(単焦点)

単焦点眼内レンズ

買い物(多焦点)

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズのデメリット

遠くも近くもピントを合わせることができる多焦点眼内レンズですが、デメリットも存在します。

夜間の景色が見づらいことがある。

単焦点と多焦点で比較した場合、多焦点眼内レンズではグレア(光をまぶしく感じること)やハロー(光の周りにぼやけた輪がみえること)が強くなります。

夜間の見え方

全体にもやっとした見え方となることがある。

昼間の明るいところでも、全体的にもやっとした、視界にワックスが掛かっているような見え方(ワクシービジョン)になる場合があります。

多焦点眼内レンズに向いていない方

  • ☑網膜(特に黄斑部)に疾患のある方疾患の程度の軽い方は手術が可能な場合もございます。検査結果で判断をいたします。

  • ☑視神経疾患(主に緑内障)があり中心部にも視野障害がある方初期の緑内障で視野欠損の程度が軽い方は可能な場合もございます。

  • ☑角膜不正乱視のある方ご自身では自覚されてない場合も多く、昔の疾患の後遺症や老化により、角膜にうっすらと混濁が見られる場合があります。術前の角膜形状解析検査で判断をいたします。軽度の方は、手術が可能な場合もございます。

多焦点眼内レンズに適した方・適さない方

適した方 適さない方
  • 目に白内障以外の病気のない方
  • 眼鏡をかける時間をできるだけ減らしたい方
  • 夜間の運転が少ない方
  • 目に白内障以外の病気のある方
  • 夜間の運転を職業とする方、色の濃淡の判別が必要な職業をお持ちの方
  • 鮮明な画質で物を見ることを重視される方(医師、カメラマン等)
  • 白内障による視力の低下がない方
  • 瞳孔径が小さい方、不正乱視など特殊な乱視のある方
  • レーシックなどの屈折矯正手術を受けたことがある方
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